金魚サイト【桜錦道】〜桜錦愛好会〜
桜錦の繁殖に挑戦


初期の餌付けも順調にいくと、いよいよ選別作業です。心は痛みますが、良い個体を残すためには避けては通れない道です。そして選ばれた桜錦の稚魚たちは生後1ヶ月を迎えました。


【産卵〜孵化編】【遊泳開始〜初期餌付編】【選別〜1ヶ月経過編】【1ヶ月〜2ヶ月経過編】
【2ヶ月〜4ヶ月経過編】【4ヶ月〜5ヶ月経過編】【5ヶ月〜8ヶ月経過編】【8ヶ月〜12ヶ月経過・完結編】


選別〜1ヶ月経過編


選別するための用具一式の画像
(左):生後10日後。数えることが不可能なくらいたくさんいる桜錦の稚魚たちの第1回目の選別作業を行います。良い稚魚を残し、不正魚(背骨が曲がっていたり、他と比較して小さすぎるもの、奇形、すぼみ尾、左右のバランスの悪いものなど)をハネるのです。正直やりたくない作業ではありますが、このままにしていては良い桜錦はできません。それどころか結局全滅してしまう恐れもあります。金魚の繁殖を行う上で避けては通れない作業、それが選別です。

選別している最中の画像
(左):選別は、大きい水槽から小さい水槽に稚魚の数を絞って移し、その中から不正魚をハネていきます。それが終わったら大きい水槽に残っている稚魚を選別、というように繰り返します。選別を行うタイミング、ハネる稚魚の数(割合)など、その人の持つ環境、考えにより様々ですが、私は孵化後10日後に全数の半分を選別し、その後日を追うごとに目に付いた不正魚をはねていきました。
稚魚にもなるべく広いスペースを確保することが必要ですから、心を鬼にしてどんどんハネていきました。黄色の小さな手桶が選別対象の稚魚を入れる容器です。

孵化後数週間経った稚魚用の人工飼料の画像

(左):孵化後2週間を過ぎると、桜錦の稚魚たちはみるみる大きくなっていきます。それにあわせて稚魚の餌も変えていく必要があります。ブラインシュリンプは稚魚たちの好物ですので、与え続けますが、人工飼料で孵化後数週間経過した稚魚用の餌も与えるようにしました。


冷凍赤虫の画像
(左):または、冷凍の赤虫を刻んで与えるようにしてもよいでしょう。
やはり赤虫は食いつきが良いです。(でも刻むのがすごい大変・・・。あとで冷凍ミジンコの方が良かったと気付く事に)

餌を食べ腹を赤く染めた稚魚たちの画像
(左):刻んだ赤虫やブラインシュリンプを与えると稚魚のお腹は赤く色付きます。お腹いっぱい食べて稚魚たちも満足そうです。
繰り返しますが、餌やりのコツは、少ない量で餌を与える回数を多くすることが重要です。今後のためにも今は充分に餌を与えます。

餌を食べた直後の稚魚の画像
   
(左):その間も選別は何回か行いました。稚魚の選別の判断は難しいですが、自分なりの判断で行うしかないありません。

孵化後1ヶ月経過した桜錦の稚魚の画像
(左):孵化後1ヶ月の桜錦の稚魚。生誕1ヶ月おめでとう。これからも順調に育ってくれ!


    

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