金魚サイト【桜錦道】〜桜錦愛好会〜 | |
「ミューズ」、「オーロラ」、「彩錦」など数々の新しくも美しい金魚を発表し続けてきた川原養魚場(埼玉県坂戸市)。金魚ファンなら誰もが知っている自他共に認める金魚仙人・川原やどる氏は、今も緑色の金魚作出を夢見て、日夜ご努力されています。ここでは、訪問することが管理人の念願だった川原養魚場をご紹介します。 |
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(全ての画像はクリックすると拡大されます) |
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まずは、はじめにご登場頂きましょう。川原養魚場のオーナー川原やどる師です。御歳85歳!85歳には思えないくらいお元気そのもの。緑色の金魚作出の夢を持ち続けていらっしゃるからこそ、いつまでも元気でいられるのでしょうか?!川原師のもとを訪ねてくる金魚ファンは後を絶たない。 | |
続いてド迫力の川原産江戸錦をご覧下さい。川原師は江戸錦でも有名です。これらの江戸錦はもとを辿れば、川原師がらんちゅうと東錦を交配させて出来た江戸錦につながる、純川原産江戸錦とのこと。「こんな江戸錦、どこを探してもなかなかいないよ」(川原師談)。川原師が異品種交配を始めたきっかけは、「本で江戸錦を見て自分もこういった江戸錦を作りたいと思い、らんちゅうと東錦を掛け合わせたのが始まり」。江戸錦は川原師の原点とも言える金魚なのかもしれません。 | |
左の2枚は川原産桜錦。らんちゅうと東錦を交配させても桜錦のような魚は出ると仰られていました。右2枚は光沢燐のたくさんある江戸錦の白バージョン?? | |
ご自宅前のビニールハウス。ここで採卵をされるとのこと。離れた別の場所には大きなたくさんの池もあるそうです。いわゆる一般の養魚場とは違い、趣味で始められたもの。趣味が高じるとここまで到達できるのですね。 | |
「ミューズ」の尾が長いバージョンです。ミューズは「土佐金」と「東錦」を交配させキャリコ土佐金を作っている途中の突然変異個体(黄色い固体)を固定化したもの。もともとは撥ねるつもりでしたが、緑色金魚作出のために黄色い金魚は出来ないものかと思案していた過程で、撥ね魚を一時放していた池の中で見つけたとのことです。「ミューズ」の名前は、ギリシャ神話中の女神からとったもので、フィッシュマガジンの女性記者が名付けたそうです。 | |
川原師の夢は全身緑色の金魚を創ること。上記の画像は発展途上ではありますが、背の部分に緑色がのった魚たち!たしかにうっすらと緑がかっていることが確認できます(画像をクリックしてご覧下さい)。先日放送されたNHK・BSハイビジョンスペシャル番組「決定版!金魚大百科」で、登場した魚は中段左端の金魚です。 (以前はもっと緑がかった「翠金」と名付けた金魚たちがいたそうですが、イベントに出品しウイルスをもらってきてしまい、次々に感染し全滅してしまったそうです) |
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左から桜京錦(京桜)、桜土佐金、そして・・・なんでしょう?????みたこともない金魚がたくさんいました。 | |
こちらも、うーむ・・・呼び名に困ります。渋い金魚です。個人的に好みだったので多めにUPしてしまいました。 | |
川原師の著作、自費出版本!各100部だけ刷られたとか。左から「金魚仙人物語」、「金魚の詩」、「金魚の卵 仙人流育て方」、「童話集 金魚の冒険」。超レア本です!宮崎から来たということで3冊も下さりました。ありがとうございました(帰りの飛行機で熟読させて頂きました)!「金魚の詩」にはミューズ作出の過程などが詳述されています。 | |
あの川原師にお会いできて感激です!暑い中、若輩者を相手に長時間お話頂いて大変感謝しております。この場を借りて厚く御礼申し上げます。いつまでもお元気でいて、夢の緑色金魚を完成させて下さい!(それにしても、江戸錦すごすぎました。江戸錦の魅力を再認識!) | |
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