金魚サイト【桜錦道】〜桜錦愛好会〜
他の桜系金魚たち
平成8年に桜錦が品種として認められる以前、紅白更紗透明燐が品種本来の特性ではない更紗透明燐を有する固体は「ハネもの」として扱われ、選別対象になっていたようです。しかし、桜錦が新品種として認められ愛好家の間で人気・ニーズが高まり、美しさが認知されると、他の様々な品種においても紅白更紗の透明燐固体が意図的に作出されるようになりました。
以降、このような金魚達は一部金魚ファンの間で重宝されており、桜錦に因んでそれぞれ「サクラ〜」と名付けられています。桜錦の出現、成功がこれらの金魚達を出現させたと言っても決して過言ではないでしょう。
ここではそういった桜錦以外の紅白更紗透明燐を有する珍しい「桜」系の金魚たちを紹介していきます。 

【桜京錦(京桜):サクラキョウニシキ】
京桜の画像(ケンさん持ち魚)
江戸錦の交配中に出現した尾ビレの長い金魚を固定化したものが「京錦」です。その京錦に黒が入らないものを「桜京錦」(または「京桜」)と言います。つまり、桜錦の尾ビレが長くなったものです。桜錦の兄弟?みたいなものですね。

【桜東:サクラアズマ】
桜東の画像(オルカさん持ち魚)
オランダ獅子頭(シシガシラ)の体型に、キャリコ模様のモザイク透明燐をしたものが「東錦」です。その東錦に黒が入らないもの「桜東」と言います。

【桜琉金:サクラリュウキン】
桜琉金の画像(ぎんぺいさん持ち魚)
説明不要でお馴染みの琉金ですが、以前から今日に至るまで、透明燐を有する琉金は「ハネもの」とされています。しかし、ハネものながら紅白更紗の透明燐を持つ琉金を「桜琉金」と呼ぶことがあります。

【平成大和錦:ヘイセイヤマトニシキ】
平成大和錦の画像(ぎんぺいさん持ち魚)
金魚の品種の歴史の中で唯一のアメリカ産金魚「コメット」。白地に赤色模様がもともとコメットの特徴ですが、その透明燐固体が「平成大和錦」です。

【シルク桜:シルクザクラ】又は【桜和金:サクラワキン】
桜和金の画像(みもざさん持ち魚)
体型は和金型で、紅白更紗の透明燐。しかも、白い部分は内部が透けるほど透明度が高いという点が特徴の金魚が「シルク桜」(桜和金)です。作出過程でトランスルーセント・グラスキャットという熱帯魚(ナマズの一種)や鯉を使ったと言われていますが、実際のところは不明です

【桜土佐金:サクラトサキン】
桜土佐金の画像(川原やどる氏持ち魚)
琉金と同様に土佐金の透明燐固体もハネものとされています。しかし、これも紅白更紗の透明燐を持つものを「桜土佐金」と呼ぶことがあります。

【桜和蘭獅子頭:サクラオランダシシガシラ】



オランダ獅子頭の透明燐固体もハネものとされています。しかし、これも紅白更紗の透明燐を持つものを「桜和蘭獅子頭」と呼ぶことがあります。

桜土佐錦の画像
※その他にも、紅白更紗の透明燐を持つ個体を「桜+○○(品種名)」(上写真:桜土佐錦)で呼ぶ場合があるようです。現在は「ハネもの」(出来の悪い金魚)とされているものでも、近い将来、様々な品種の「桜」系の金魚が新たな品種として認められる日が来るかもしれません。

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