【ヒブナ】
約1700年前、中国で発見されたフナの突然変異で誕生した赤いフナ(緋鮒)
※画像の金魚は全て管理者宅で飼育されているものなので、一般に言う上物(その品種の特徴を優良に受け継いでいる固体)とは違います。
←【琉金(リュウキン)】
和金の突然変異種。江戸時代に中国から琉球を経て渡来したことから琉金と呼ばれるようになった。現在でも多くの生産量を誇る金魚の代表格。
【和金(ワキン)】→
約500年前の室町時代に中国より渡来した日本金魚の原点種。江戸時代になり新しく輸入された品種と区別するため「和金」と命名された。金魚すくいでお馴染みの金魚。日本金魚の歴史は「和金」から始まった。
【赤出目金(アカデメキン】→
琉金の突然変異種で、明治時代に中国より伝来。左右に突出した独特の眼球を持つお馴染みの金魚。赤出目金がオリジナルだが、全身黒色の出目金が数多く生産されている。
【三色出目金(サンショクデメキン】→
赤出目金の突然変異種。赤、黒、浅葱色の三色模様の出目金。キャリコ琉金や朱文金などに見られる独特のまだら模様は、全てこの三色出目金(キャリコデメキンとも言う)との交雑により作出されたもの。
←【オランダ獅子頭(オランダシシガシラ)】
江戸寛政年間、中国から琉球を通じて長崎に渡来した品種。琉金の突然変異種で長めの体、頭部の肉瘤、しなやかな尾が特徴。
【らんちゅう】
←【東錦(アズマニシキ)】
オランダ獅子頭の体型に、キャリコのモザイク透明燐が特徴。昭和18年、横浜の金魚商・加藤金蔵氏により作出される。英名は「キャリコオランダ」
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←【江戸錦(エドニシキ)】
ランチュウの体型に、東錦のモザイク透明燐性の雑色を取り入れた、渋い色柄の品種。二代目秋山吉五郎氏により作出され、産地にちなんで「江戸錦」と命名された。
【らんちゅう(ランチュウ)】→
言わずと知れた金魚の王様。背ビレがなく、丸型で頭部の肉瘤が発達するのが特徴。品評会も盛んで最も愛好家の多い品種。初代石川亀吉氏が和金を用いて改良、固定化。
←【桜錦(サクラニシキ)】
江戸錦をランチュウと交雑させ、意図的に江戸錦から浅葱色(ブルー系の色)を取り除き作出、固定化。紅白更紗のモザイク透明燐が特徴。深見光春氏作出。詳細は【桜錦の魅力】参照
ここでは桜錦がどの品種との交雑、突然変異を経て誕生したのか、金魚の誕生から桜錦の完成まで、系統図で分り易く桜錦のルーツをたどります。
突然変異
交雑
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