秋錦(シュウキン) |
|
●品種名 |
秋錦 |
●読み方 |
シュウキン |
●出現年代 |
明治25年〜 |
●作出国 |
日本 |
●作出者 |
初代秋山吉五郎氏 |
●歴史・過程 |
明治25年から8年の年月をかけ、オランダ獅子頭とランチュウの交配により固定化。水産講習所の所長・松原新之助氏により、作出者の一字をとり「秋錦」と命名された。
第二次世界大戦の混乱で絶滅の憂き目に遭うが、その後、各地で同じ交配で復元され、現在に至る。 |
●特徴 |
体型は、絶滅前は背ビレを欠いたオランダ獅子頭という姿が理想とされていた。
しかし、現在はその姿を表現している系統はなく、ランチュウ型で尾の伸張している固体を一般的に秋錦と呼んでいる。
柄も素赤だけでなく、キャリコ柄なども存在する。 |
●入手難易度 |
【難しい】
歴史のある金魚だが、一度絶滅したこともあり、どちらかというとマイナーな品種。
一般的な人気がいまひとつということもあってか、流通量は多くない。 |
●飼育難易度 |
【やや難しい】
丈夫な品種ではなく、比較的難しい。しかし、飼育の基本を守っていればそうそう死ぬことはない。 |
●画像の個体 |
(上):2013年日本観賞魚フェアに出展されていた個体。(モザイク透明燐の個体)
(下):画像の個体は、愛知県弥富町にある深見養魚場の秋錦。かわいらしい当歳魚。 |
●その他 |
類似品種に深見養魚場で作出された「羽衣秋錦」がある(ランチュウと高頭青文の交雑により、羽衣ランチュウを作出し、その羽衣ランチュウの尾が長い固体を固定化したもの)。 |