コメット |
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●品種名 |
コメット(Comet) |
●読み方 |
こめっと |
●出現年代 |
不明 |
●作出国 |
アメリカ |
●作出者 |
ヒューゴ・ムラート(Augo Mulert)氏 |
●歴史・過程 |
日本から輸出された琉金の中から、アメリカワシントン水産委員会の池で発見された琉金の突然変異個体を、フナと交雑させ固定化。
フキナガシ尾をなびかせて俊敏に泳ぐその姿から英語で「彗星」を意味する「コメット」と命名された。その後、日本に逆輸入され、現在は広く普及している。 |
●特徴 |
体型は和金型、体色は白地に朱(赤)色、長く伸びたフキナガシ尾が特徴。名前の由来の通り、動きが俊敏で体も丈夫。 |
●入手難易度 |
【容易】
流通量が豊富で、あらゆる金魚屋さんで見かけることができる。 |
●飼育難易度 |
【容易】
ルーツは琉金にあるが、交配過程でフナが用いられたこともあり、生命力は強い。
地金を除く和金、朱文金、コメットといった和金型の金魚はおしなべて非常に丈夫であると言える。 |
●画像の個体 |
(上):2013年日本観賞魚フェアに出展されていたコメット。バランスの良い模様に長く伸張した尾が美しい。
(下):静岡金魚品評会で入賞した個体。 |
●その他 |
類似品種に「庄内金魚(山形金魚)」がある。
コメットと庄内金魚の明確な違いを述べることは難しいが、庄内金魚は、東北の庄内地方で大正時代から和金とオランダ獅子頭を交配し、固定化した希少な地金魚。コメットとは作出過程が全く異なる。 |