キャリコ琉金(キャリコリュウキン) |
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●品種名 |
キャリコ琉金 |
●読み方 |
キャリコリュウキン |
●出現年代 |
明治45年〜 |
●作出国 |
日本 |
●作出者 |
初代秋山吉五郎氏 |
●歴史・過程 |
明治時代にアメリカ人・フランクリンパッカード氏の依頼により、秋山吉五郎氏が琉金と三色出目金の交配で作出。
依頼者がアメリカ人だったことと、当初は主に輸出向けの金魚だったことから、「まだら」の英名である「キャリコ」と名付けられた。
この品種の登場以降、同様の体色を持つ品種を「キャリコ〜〜」と呼ばれるようになったが、単に「キャリコ」といえば、この「キャリコ琉金」のことを指す。 |
●特徴 |
琉金の体型に、体色は浅葱、赤、黒、白で、モザイク透明鱗を有することが特徴。可愛らしく、美しくもある観賞価値の高い品種。 |
●入手難易度 |
【普通】
ホームセンターなどで売られていることは以外と少ないが、専門の金魚屋さんなどではよく見ることが出来る。流通量は少なくない。 |
●飼育難易度 |
【普通】
琉金と同様で、基本を守っていれば特に難しさはない。 |
●画像の個体 |
(上):2013年日本観賞魚フェアで出展されていた個体。
(下):2006年静岡県金魚品評大会、キャリコ琉金親魚の部で最優秀賞を獲得した個体。まん丸で立派な体格が素晴らしい。本来は横から観賞する品種。 |
●その他 |
「更紗」は金魚の体色では、一般的に赤と白の模様のことを言う。しかし、本来の日本語の「更紗」という言葉の意味はまだら模様のことを指す。
「更紗琉金」というと、一般的には赤と白の体色を持つ琉金ということになるが、本来の言葉の意味としてはまだら模様の琉金、つまりキャリコ琉金ということになる。 |