水泡眼(スイホウガン) |
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●品種名 |
水泡眼 |
●読み方 |
スイホウガン |
●出現年代 |
不明(日本へは昭和33年に渡来) |
●作出国 |
中国 |
●作出者 |
― |
●歴史・過程 |
中国で長らく門外不出とされていた品種で、作出過程、作出時期は不明。宮廷などの支配層のみが長く飼育保存していたが、新体制(王朝政の廃止)とともに一般にも広く知られるようになった。
日本へは昭和33年に初めて導入され、次いで昭和36年、三京水産の江原重利氏が水泡眼をはじめとする中国金魚を大量に輸入し、一般に普及した。 |
●特徴 |
上向きの眼球と眼の左右に付く風船のような水泡状の袋が特徴。中にはリンパ液が満たされている(日本では背ビレがないものが一般的)。
中国金魚ならではのユーモラスな姿。 |
●入手難易度 |
【普通】
愛嬌のある珍奇な姿で人気が高く、日本に輸入された中国金魚の代表格といえる。需要が高い分、流通量も比較的多い。 |
●飼育難易度 |
【普通】
特に難しさはない。水泡状の袋は破れるので注意が必要。一度破れると完全には元通りにならない。 |
●画像の固体 |
2006年静岡県金魚品評大会、水泡眼当歳の部で最優秀賞を獲得した個体。 |
●その他 |
英名は、そのままズバリ「Bubble eye」(バブル・アイ)。中国名は「哈莫頭魚」(ハマトウユウイ)。 |