花房(ハナフサ) |
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●品種名 |
花房 |
●読み方 |
ハナフサ |
●出現年代 |
不明 |
●作出国 |
中国 |
●作出者 |
― |
●歴史・過程 |
鼻の部分が房状に肥大化し、発達する金魚を総称してハナフサと呼ぶ中国原産の金魚。作出過程は不明。
鼻房の形が花の形にも似ているので「花房」という風流な名を付けられた。(鼻房が発達する個体は他の品種でもある) |
●特徴 |
なんといっても鼻先の肥大化した鼻孔しゅうが特徴。背ビレのないらんちゅう型のものを「中国花房」、背ビレのあるオランダ獅子頭型のものを「日本花房」と呼ぶ。
明治30年ごろまで日本の伊勢地方で作られたオランダ型の花房(伊勢花房・イセハナフサ)があったため、背ビレのある花房を日本花房と呼び区別した。
現在は両タイプとも中国から輸入されている。 |
●入手難易度 |
【難しい】
需要が高くないこともあり、流通量は少なく、入手は難しいといえる。 |
●飼育難易度 |
【普通】
基本を守っていれば、特に難しいことはない。 |
●画像の固体 |
九州の金魚産地・熊本県長洲町にある「金魚の館」で展示されていた、背ビレがないランチュウ型の「中国花房」。発達した鼻房が愛嬌を感じさせる。 |
●その他 |
英名は「Pnmpon」。ポンポンを鼻先に付けた可愛らしい品種であることを表した愛嬌のある名前だ。 |